日時:5月31日(土)19:00~21:00
(申込締切:5月28日(水)19:00)
講師:粕谷 恭子(東京学芸大学)
講義内容
外国語活動・外国語の授業で先生は何をしているでしょうか。多くの場合、クラスルームイングリッシュを駆使して「よく聞きなさい」、「5回繰り返しなさい」、「じゃんけんをしなさい」など指示をするだけで指導らしい指導はしていないのではないでしょうか。できないことができるように、わからないことがわかるようにするための、ほかの授業では当たり前の指導技術についてご紹介します。10年間の英語教育のうち4年間をあずかる小学校英語教育が、いつまでも楽しさの追求や英語嫌いを作らない、といったレベルの目標で満足してよいとは思えません。中学校にしっかりつなげる指導についてご一緒に考えましょう。
講師プロフィール
粕谷 恭子(かすや きょうこ)
ひょんなことから小学校英語の世界に飛び込み、現在に至ります。今も大学で教員養成に携わる傍ら、週に一日、私立小学校で英語の非常勤講師として勤めています。子どもが学びやすい授業と大人が思い込んでいる授業の乖離には驚くばかりで、子どもが大事にされ、言葉が大事にされる授業を目指しつつ、先生方が考えるきっかけとなれる研修が行えるよう、精進する毎日です。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:6月7日(土)14:00~16:00
(申込締切:6月4日(水)14:00)
場所:(一財)語学教育研究所
(東京都荒川区西日暮里6-36-13 サザンパレス102号)
定員:20名
講師:伊藤 雄二(大東文化大学/2000年度パーマー賞受賞)
講義内容
この講習会では、まず初めに、「生徒中心のQ-A活動(私案)」について触れる予定です。よりスムーズな言語活動と、発表とやりとりの関係を考えてみましょう。続いて、Oral Introduction の「準備」と「実際」の2つの関連性に焦点を当てます。特に「準備」のノウハウに触れながら、この二つの関連性を授業に活かすノウハウを身につけていただくことを目標にします。また、Oral Introduction と板書計画に触れ、「準備」と板書計画の関連性も説明します。さらに、Oral Introduction を準備するためのチェックリストにも触れます。
講師プロフィール
伊藤 雄二(いとう ゆうじ)
約45年に亘って小中高大で英語を教えています。公立中学校、ミラノ日本人学校(小中)、東京学芸大学附属竹早中学校、東京学芸大学附属高等学校、東京芸術大学附属高等学校、北陸学院大学を経て、現在は大東文化大学で教科教育法(英語)の授業を中心に担当しています。2000年度パーマー賞受賞。現在パーマー賞委員。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:6月21日(土)18:00~20:00
(申込締切:6月18日(水)18:00)
講師:及川 賢(埼玉大学)
講義内容
英語を身につけるには、文法や語彙を「学ぶ」ことと、実際に「使う」経験の両方が不可欠です。しかし、日本では英語を使う機会が限られているため、学習者が意識的に使用する場を増やす必要があります。特に学校の授業では、英語を使ったやりとりや活動を積極的に取り入れ、実践的な学習環境を作ることが重要です。これは学習指導要領の方針とも一致し、生徒の英語活用力を育むことを目的としています。本講演では、授業での具体的なコミュニケーション活動例を紹介し、生徒が積極的に参加できる環境作りの工夫についても触れます。実践的なアイデアを提供し、英語教育の現場で役立つ内容をお届けしたいと考えています。
講師プロフィール
及川 賢(おいかわ けん)
語研評議員。東京外国語大学卒、東京学芸大学大学院修了、Reading大学大学院修了。武蔵高等学校中学校教諭、東京学芸大学助手、山梨医科大学助教授を経て、2002年より埼玉大学。専門は英語教育学。教科教育法やゼミを通して、小学校教諭、中学校及び高等学校等の英語教諭の育成に力を注いでいる。検定教科書 TOTAL English Course編集委員、『英語教育』(大修館書店)での新刊紹介(2002年10月号より)、学習指導要領実施状況調査分析委員(文部科学省)、2021年小学校英語教育学会全国大会実行委員長、2024年全国英語教育研究団体連合会(全英連)埼玉大会公開授業(小学校)指導者。埼玉県を中心に指導者や講師多数。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:6月22日(日)13:00~15:00
(申込締切:6月19日(木)13:00)
場所:(一財)語学教育研究所
(東京都荒川区西日暮里6-36-13 サザンパレス102号)
定員:20名
講師:永井 淳子(田園調布雙葉小学校他)・町田 協子(東洋英和女学院小学部)
講義内容
英語学習のスタートである小学校で、まず大切にしたいことは音声の基盤づくりです。子どもたちは指導者との「真実味のあるやり取り」を通して英語を聞き、「こう言いたいときには、このような表現をこんなふうに言うのだな」と頭を働かせながら、英語らしい音声・音の流れを徐々に獲得していきます。実際に、様々な活動を通して指導者と子どもたちとのやり取りを体験していただきながら、子どもたちの学びを支えるやり取りについてご一緒に考えたいと思います。
講師プロフィール
永井 淳子(ながい じゅんこ)
私学の中高一貫校で5年間英語科専任教諭として勤務したのち、東京都市大学付属小学校(旧東横学園小学校)で英語科講師となり、気がつけば33年が過ぎ、本年3月、”卒業(退職)”しました。現在は、田園調布雙葉小学校で週一度授業を担当、その他、青山学院大学・東京学芸大学の非常勤講師として
教職課程(小学校英語)の講座を担当しています。子どもたちや学生と過ごす時間の中で、日々多くの刺激を受け、学びを得ることができ、感謝しています。子どもたちに小学校でどのような経験を積ませ、中学校に送り出していくべきか、ご一緒に考えて行きたいと思います。
町田 協子(まちだ きょうこ)
小学校で1年生から6年生までの英語授業を担当しております。教員としてのスタートを切った際に、語研との出会いに恵まれ、小学校英語研究グループに参加し、一から小学校英語の基本を学ばせていただきました。日々、目の前の子どもたちと向き合いながら、試行錯誤を繰り返している中で、研究グループの先生方から多大な刺激を受け、学び続けることの大切さを実感しています。小学校の時期は、長期的な英語学習の基盤を築く大切な時期ですので、その中で何を大切にすべきかを皆様と共に考えていけれと思います。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:6月29日(日)14:00~16:00
(申込締切:6月26日(木)14:00)
場所:(一財)語学教育研究所
(東京都荒川区西日暮里6-36-13 サザンパレス102号)
定員:20名
講師:靜 哲人(大東文化大学)
講義内容
『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる音読の教科書』(テイエス企画)の第3章(物語)、第4章(スピーチ)を中心にして音読のコーチングをいたします。教材である『音読の教科書』をご準備の上ご参加ください。英語教員になってしまうとほとんどない、発音や音声能力のブラッシュアップの機会していただければと思います。自身の発音にあまり自信がない教員の方・学生の方に来ていただきたいです。
講師プロフィール
靜 哲人(しずか てつひと)
15年間、中・高・高専で教えた後、大学に移って28年目。大東文化大学で英語教員養成にあたっています。主に音声技能の向上のさせ方に関心があり、一斉授業内の個別指導方法としての「グルグルメソッド」、実際に英語の歌を歌わせることでの発音練習のふたつを提唱しています。主著は『英語授業の心・技・体』(研究社)、『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』『(同)単語の教科書』『(同)音読の教科書』(テイエス企画)。3年前からランを始め、現在フルマラソン3時間30分切りが目標。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:7月12日(土)16:00~18:00
(申込締切:7月9日(水)16:00)
講師:矢田 理世(筑波大学附属高等学校/2019年度パーマー賞受賞)
講義内容
たくさん英語を覚えさせたい、と、授業ではインプットを意識されている先生が多いと思いますが、その先の目標は何でしょうか。宿題に課してテストで定着度を確認することも大切ですが、学んだ語句や文法を用いた表現活動を授業に取り入れてみませんか。アウトプットへの流れを見通して授業を組み立てることで、生徒も先生も同じ方向を向いて授業に臨むことができます。準備から発表、振り返りまでの一連の活動で生徒たちの学びが深まり、達成感を持つことができます。今回は、個人やグループで取り組める、ライティングやスピーキングの活動例と指導手順をご紹介します。
講師プロフィール
矢田 理世(やだ まさよ)
大学卒業後、私立の中高で元気な男子集団相手に奮闘する日々から教員生活が始まりました。働きながら大学院へ通い MA TESOLを取得。検定教科書を軸に、学校でだからできることを最優先に据えて、生徒たちの個性を活かせる授業を目指しています。「論理表現」など検定教科書の執筆をしているほか、大学の教職課程の授業も5年間担当しました。2019年度パーマー賞受賞。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:7月19日(土)16:00~18:00
(申込締切:7月16日(水)16:00)
講師:北出 義伸(立正大学付属立正中学校高等学校)
講義内容
英語で要約を作成するには多くの過程をたどるため、教科書単元終了後に一度にうまく整理して処理することは難しく感じることがあります。しかし、要約作成はコミュニケーションで情報を送受信する起点となるため、とても大事なスキルです。そこで、要約作成に必要な過程を意識した活動内容(「探す」「拾う」「集める」「捨てる」「つなげる」「換える」)を交えながら授業を進行することで単元理解を深め、生徒がそれぞれの到達度や必要度に応じて意欲的に教科書本文の要約を書けるようになる取り組みをともに考えたいと思います。
講師プロフィール
北出 義伸(きたで よしのぶ)
立正大学付属立正中学校高等学校教諭。語学教育研究所第22研究グループ(談話文法研究)に所属しています。研究グループでは「英語を味わう」「日本語を味わう」ように聞く、読む、話す、書く大切さを学んでいます。日本語と英語の言語や文化の差異や、日本語と英語の談話における文法、語
法、表現、対話の違いなどのことばへの気づきを高めながら授業に取り組める工夫を心がけています。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:7月25日(金)17:00~19:00
(申込締切:7月22日(火)17:00)
講師:津久井 貴之(群馬大学/2011年度パーマー賞受賞)
講義内容
「言語活動を中核に据えた授業」では、Teacher Talkの重要性はますます高まり、教室をコミュニケーションの場として、また、コミュニケーションを通して学びを深める場として機能させるための役割が教師に求められています。生成AIほか、デジタルツールを活用した指導事例や指導手順の変化にも触れながら、Teacher Talkに焦点を当てて受講者の皆さんと検討し、整理していきます。受講者の皆さんが各自の現時点のTeacher Talkに関する指導上の課題から1つ改善する "update"の視点を大切にしてもらえるよう、教科書題材や本文、生徒の発話例を使用した教師の発話や発問、フィードバックについて具体的な授業場面を想定した演習も行います。
講師プロフィール
津久井 貴之(つくい たかゆき)
国公私立中高、中等教育学校、教育委員会と様々な職場で英語教育に関わってきました。現在は、言語活動や教師の役割の変化、Teacher Talk、翻訳・添削ツールや生成AIを活用した授業づくりについて大学で研究しています。中高検定教科書(NEW CROWN, CROWN)や学習指導要領、全国学力・学習状況調査やNHKラジオ講座(論理・表現I)等に関わらせていただく中で、英語の教師として本当に大切なものは変わらず、英語による語りや問いかけであると改めて感じています。2011年度パーマー賞受賞。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:7月26日(土)13:00~15:00
(申込締切:7月23日(水)13:00)
場所:(一財)語学教育研究所
(東京都荒川区西日暮里6-36-13 サザンパレス102号)
定員:20名
講師:小菅 和也(武蔵野大学名誉教授/1993年度パーマー賞受賞)
講義内容
語研が提唱する、Oral Introductionを核とした英語授業の基本的な考え方や留意点、原則的な組み立て方について確認します。Oral Introductionの考え方、実際の進め方をできるだけ具体的にお伝えします。やさしい教材を例に、参加者の皆さんを生徒に見立ててサンプルを示します。その後、その場で短い教材を配布して、参加者の方にOral Introductionを準備して実演していただく予定です。参加者の人数により、全員に実演していただくのは難しいかもしれませんが、ワークショップ形式で進める予定です。語研編『英語授業の「型」づくり』(大修館書店)第1章にほぼ相当する内容です。
講師プロフィール
小菅 和也(こすげ かずや)
千葉県立高校、東京都立高校、国立大学附属高校など、20年余り高校の現場を経験してきました。その後、大学に籍を置いて中高英語教員養成に携わり、2021年3月に武蔵野大学教育学部を退職しました。自治体の現職教員研修にも数多く関わってきました。語研には20代後半から、もう40年以上お世話になっています。教師としての自分は、語研に育ててもらったと思っています。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
日時:7月27日(日)13:00~15:00
(申込締切:7月24日(木)13:00)
場所:(一財)語学教育研究所
(東京都荒川区西日暮里6-36-13 サザンパレス102号)
定員:20名
講師:小菅 敦子(元東京学芸大学附属世田谷中学校/元武蔵野大学他・1997年度パーマー賞受賞)
講義内容
中学校の英語指導において、「導入から言語活動までの一連の指導」についてお話しいたします。教室という限られた場面で、いかに生徒と必然的な英語でのやり取りをしながら新教材を導入するのか、そして最後はそれを生徒のリアルな世界で使ってもらえるか、具体的に提示いたします。Oral Introduction、ペアワーク、即興的なやり取りを促進するための段階的指導、リテリング、Show &Tell、テキストの内容をさらに発展させる発表等です。さらにライティングへつなげる指導についても触れたいと思います。
講師プロフィール
小菅 敦子(こすげ あつこ)
元東京学芸大学附属世田谷中学校教諭。この間に多数回にわたり授業を公開。NHKラジオ『新基礎英語1』(1994~1995年度)講師を勤める。中学校を退職後、武蔵野大学他にて教職の授業、英語指導に従事。1997年「パーマー賞」受賞。語学教育研究所理事。パーマー賞選考委員長。第5研究グループ(授業研究)顧問。
参加費:会員 3,000 円 非会員5,000円(学生は各半額)※非会員の年度初期費用(2000円、学生500円)
※年度初期費用とは:非会員の方が、その年度初めて講習会に参加される場合の登録手続き費用
非会員の方には、入会時の講習会参加費(一講座のみ)が無料になる特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。入会手続きはこちらから
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